チェーン、スプロケの交換(GSX400S)




2017.06.04

特別何があった訳でもないのですが、チェーン、スプロケを交換しようと。
まだ一度も交換した事がないので、約17年ノーマルを使用してました。
マメにメンテナンスをやっていたとしても、17年も使ってるとのびのびでしょうね。まあ、今までよく使ったと思います。

なので、早く交換しなきゃと思って、結構早めに購入して準備は万全だったのですが......1年以上もパッケージを眺めておりました。

熟成しきった感はあるので、そろそろ交換をしましょう。



ドライブスプロケット(Fスプロケ)、ドリブンスプロケット(Rスプロケ)、チェーンの3点セットです。
ノーマルは525サイズを使用しているので、520へのコンバートを考えたのですが、チェーンの伸びや耐久性が短くなるのかな?と思って、ノーマルと同じにしてしまいました。
HPネタ的には520サイズのほうが良かったのでしょうが、今回のチェーンも10年以上使いたいので.....。

 






ドライブスプロケットはノーマルと同じく525の14Tです。








ドリブンスプロケットはノーマルが異常にデカいので少しでも小径にする事と、燃費の向上を考えて2T減らして、48Tにしてみました。








チェーンは特に理由もなくゴールドを購入。ノーマルと同じく116リンクでカットするする手間を省いてます。








早速、交換作業を始めます。
まずは、リア側からなので、タイヤを外すのですがアクスルシャフトとタイヤがセットで外れるので、脱着はすごくスムースに出来ます。








サクサクとスプロケットを外します。
ノーマルの50Tと交換品の48Tですが、比べると少し48Tが小さく見えますが、車体に取り付けるとデカく見えるんでしょうね!!
歯も摩耗していると思いますが、極端には減ってないですね。走行距離があまり多くからなのでしょうか。

 






取り付け時のナットは古いのをそのまま流用しますが、ワイヤーブラシで少し磨いて綺麗に見えるようにしてます。
いつも適当なのですが、ここはトルク管理してみました。
走ってる途中でスプロケが外れてもシャレにならないのですからね。

 






タイヤを外した時と同じくシャフトとチェーン引きを取り付けて、








そのままスイングアームにドッキングです。
まるで、耐久仕様のようにホイール外しがスコスコいけます。








次はフロントのドライブスプロケットです。
まずは、このケースを外すのですが....クラッチのレバーの大元部分(大きな丸の部分)の下にANAが開いてて、そこの塗装がガサガサになってて、 金属の部分まで腐食している感じです。以前は穴の部分にゴムのカバーが付いていたのですが、ゴムも硬化ししてカチカチ状態でしたので、知らない間になくなっていました。
この穴の奥には、ウォーターポンプのエア抜きのボルトがあるみたいです。使用頻度は低いのですが。

いつかは、ウレタンスプレーで塗装したいとは思っていますが、どうなるのか?  社外品のアルミ削り出しのスケスケタイプに交換するか?  どうしましょうか!!

 






カバーを開けるとスプロケが見えてくるのですが、お決まりのようにオイルでドロドロになった状態の写真をよく見ますが、ここでも同じような写真を見てください。

右の写真のセンサーは、ニュートラルスイッチです。これを他社のスイッチに交換すると、ギアポジションを表示させる事ができるようになるんです。
早くセンサーを交換してギアポジションを表示できるようにさせたいのですが。センサーが高くてなかなか手が出ません。

 






パーツクリーナーをふんだんに使用しして綺麗にしてみました。また直ぐに汚れるんですけど。








スプロケはサークリップを外すと簡単に外れます。
ノーマルは中心から外周にわたって肉厚になっていますが、中心部、外周部の厚みはサンスター製と同じだろうなと信じて交換しましょう。
今から考えると、厚みくらいなら測っておいても良かったなと、少し後悔です。








新品をサクッと取り付けて、








カバーをそのまま閉めて交換終わりです。








メインのチェーン交換をしましょう。
まずは古いチェーンをカットしますが、かし丸君を持っているのですが、かしめるだけの工具かと思い込んでいたので、南海部品の工具でカットします。
南海部品の工具は使い慣れているので作業は楽なのですが、すぐに壊れるって口コミがあるので、かし丸君もすたんばいしているのです。








写真のように2本のピンを一発で抜く事ができます。

 






古いチェーンに新しいチェーンをつないで、クルクルと廻して新品チェーンに交換します。

 






ノーマルの116リンク?です。(最後に一コマをカシメので、今は115リンクなのでしょう)








かし丸君の使い方がわからないので、netで城寳を収集してプリントアウトして準備はOKです。








カシメ用のリンクにグリスを塗って、








ジョイントさせます。








ゴムリングを取り付けて、グルスも全部塗ります。








最初はプレートを圧入します。








変なキズが入って????な感じですが、そのまま作業進めます。

?????な時でも、早く作業を終わらせたいので、そのまま突き進むのがいつもの敗因に繋がるのです!!








ここまでは、かし丸君はAのポジションで使用しましたが、








かしめる時はBのポジションにして、1ピンづつカシメます。








これが、出来上がりです。
カシメるどころか、ピンが抜けてます。かし丸君の説明をよく読んで作業したのですが、大失敗です。








表側はこんな感じで全くカシメられていませんね。








このリンクは使用不可なので、新品を準備します。
750円とお高いですね。皆さん失敗しないようにしましょう!!








新品のリンクを準備するのと同時に失敗した原因をユーチューブを見て解析しました。
結論は、私の作業ミスではなくて説明書の記載ミスが原因でした。
ユーチューブでは、かし丸君でのカット方法も出ていたので試してみましょう。








ポジションをAにして、カット用の金具を差し込んでカットします。もともと不十分なカシメなので、簡単に抜けてくれました。








こんな感じでピンが押されて、








最後にピンが抜けます。








失敗品です。Oリングはまだ使えるのですが、使い道がないので捨てましょう。








ドリブンスプロケットが50Tから48Tに変更したので、チェーンの長さが...
これが116リンクの場合で、チェーン引きが90%マックス状態です。初期の伸びを考えるとあまりよくない状態です。

 






これは、2リンク減らして114リンクにした時の状態ですが、チェーン引きに余裕が十分にある状態ですね。チェーンは伸びる事はあっても縮む事はないので、この状態がbestと思うのですが....
116リンクのまま取り付けました???? 思考能力が完全に低下してます。

 






ここまでの作業にミスはありません。グリスべったりが基本です。

 






一番の問題がここです。
この金具を使ってプレートを一気に圧入します。この金具を使うことが説明書に書かれてなかったのです。

 






かし丸君専用の27mmのコンビをシヨウシテ締め込みます。








いい感じで圧入されてます。リンクの動きも固くなくOKです。bestです。goodです。








Bのポジションに変更して、カシメます。








徐々にカシメてチェックをします。








これが、カシメ完了した状態です。








かし丸君の説明では、カシメ工具をあてがって、チェックすると書いてあったがこれでは全くわかりません。








南海部品の工具ではこのプレートで、くぼみにカシメ部分が入らなければカシメ(広がり具合)はOKだそうです。
こっちのほうが、判断基準としては解りやすいです。








最終的にはカシメ部分の広がり具合をノギスで測定して、他のリンクと比べて判断します。
これが一番わかりやすいですし、確実なチェック方法だと思います。








ハイ!!完成です!!








チェーンライン.....カバーが邪魔でよく見えないですが、OKでしょう。








完成です。 ノーマルの黒っぽい色より綺麗な色に変わって見栄えもいいです。

 


走りのほうはどうでしょうか?

ノーマルの時のF=14T、R=50Tで、減速比は、3.57でしたが、
今回の交換で F=14T、R=48Tで、減速比は、3.43に代わって、少し高速重視になっていますが、
運転してて全く変化は感じられません。
体感できないのは当たり前でしょうが、燃費も変化なしだと思います。

でも、これに懲りずに次回は、F=15T、R=48Tの、減速比3.20を試してみましょう。






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